ペット

2008年8月15日 (金)

はなの初日(おもちゃの匂い)

とりあえず、我が家にきて初めての遊びの時間。子供が「はな」の鼻先におもちゃを差し出す。おもちゃには見向きもせずに部屋の中を嗅ぎ始めた。

ふがふがふがふがふがふがふがふがふがふがふが・・・。
ふんふんふんふんふん・・・。ふすふすふす、ふんふん・・・。

そしてそのうち人の目を見てしゃがんだなと思ったら、みるみるうちに円状になった液体の輪が広がり始める。初おしっこ。
おもちゃには相変わらず興味をしめさない。そのとき息子がいくつかあるおもちゃの中の一つを持ち出してきた。それを見たとたん。
「ぎゃおーん、ぎゃおぎゃお。」
突発的に「はな」が騒ぎ出した。完全にそのおもちゃに攻撃性を示している。急いでおもちゃを部屋の外に出したが、「はな」は興奮した状態でそのおもちゃが転がった軌跡をフンフンと嗅いでいた。
このおもちゃ、小さな赤いゴム製の鳥の人形で、甘い香りをわざとつけているタイプのものだった。人間が嗅いでもきつい匂いで、買うつもりはなかったのに息子が勝手に買いかごに放り込んだもの。
「はな」にとっては強烈な侵入者だったのだと思う。ちなみに今でも、こいつだけは大嫌い。完全に攻撃している。Omae
こうして、我が家は「はな」の出迎えをしたのだが、マニュアル本通りの静かなお迎えはできず、結構騒がしい初日になってしまいました。
今になって振り返ると、ところどころの私の対応の誤りと、当時は知らなかった事実に気がつきます。
やはり本などの情報だけに頼ってはいけないなぁと反省をしているところです。

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2008年8月 7日 (木)

「はな」の初日

とにもかくにもこうして「はな」は我が家にやってきました。
黒目がちの目で不思議そうな顔で人をじっと見ている。知らない場所に来て「フンフン」と周りのにおいを嗅ぎ回る。その鼻息の音の大きさだけでも新鮮な発見。
さて、一般的なマニュアル本などに必ず書かれているのが「仔犬の迎え方」なる手順。
この流れは大体どの本も書いてあることは同じで、共通した主だった項目をあげると
①ならべく午前中に迎えにいきましょう(その方が家に慣れます)
②家についたらゲージに入れて水を飲ませましょう(理由はわからない)
③いきなり遊んだりしないでしばらくそっとしておく(仔犬は環境が変わったり、移動で疲れているから)
④そうしたら仔犬はおしっこをします。
⑤おしっこが終わって落ち着いたら少し遊んであげましょう。子犬は遊びすぎてしまう傾向があるので10-15分位で切り上げること。
④3-4日(本によっては1週間程度)は家でゆっくり過ごさせる。このとき家族が何度も様子を見にくるなどの落ち着かない環境はつくらない。
中には、こういう環境づくりをしないとイライラした神経質な犬が出来上がってあんたら苦労するけんねと脅しているものまである。(一番脅しが厳しかったのふぁ、ショップでもらったDVDに出ていたおっさん)

これでも二児の父。赤ん坊を迎える環境だと言われれば納得である。
一日中寝ているような赤ん坊の周囲は静かで穏やかな環境がこのましく、赤ん坊のほっぺたを永遠に突ついたりして眠るのを邪魔すれば、確かに頭のおかしい人間が育つだろう。おだやかな環境を作ろうと気負う(失敗するのだけど)。
しかし、水とおしっこの件はどの本にも必ず書いてある。定説なのだろう。
ペットショップでつめられたダンボールケースの中の「はな」は、早くも出せ出せと騒いでいた。

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2008年8月 6日 (水)

「はな」が来るまで(エサ)

気を取り直して「はな」の出迎えである。ワクチンやらなにやら様々な説明を聞く。ベッドやサークルなどのいわゆる用品はすでに買い揃えていたが、エサだけはそうはいかない。「はな」がそれまでに食べつけているもの、つまりペットショップで与えていたものでなければならないからだ。エサを買いたいと言うと、店員さんが「あ、お持ちします」といって私たちを置いてサーッとフード売り場に駆けていった。
待つこと数分、帰ってきた彼女は店内かごにいっぱいのフード群だった。量と種類の多さに戸惑ったが、そう考えるのも素人の浅はかさだと思い直し、ただ黙っていた。
・ドライフード
・パピーダイエットなる湿ったおがくずのようなもの
・犬用粉ミルク
・パピーフレークなる乾いたおがくずのようなもの
・コンデンスミルクみたいなチューブに入っているぶどう糖みたいなもの
・高級缶詰みたいなやつ
・ビグラスという名のスポーツドリンクの粉みたいなもの
締めて1万と3千円也。Img_0125

以前に柴犬の犬舎の人に聞いた「エサ代なんて月に二千円もありゃ充分」という話はなんだったのだろうか。
そして今日現在、このほとんどは近い将来廃棄される見込みなのである。

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2008年8月 5日 (火)

「はな」が来るまで(き、寄生虫っ!)

さて、購入契約を済ませればあとは仔犬の引き受け準備である。
引き取りは契約から二週間後の土曜日の朝を予定していたが、その10日ほど前に「はな」が寄生虫に感染していると連絡があった。それも二種類、加えて変な菌も一つ出ているという。それらは母犬から引き継いでいるので仕方がないという。虫下しを飲ませているが、検便検査で寄生虫がいなくなってからの引渡しになるので、場合によっては予定の日に間に合わないとのこと。まぁ、ある程度仕方のないことではあった。

しかしこの話が私をとても不安にさせた。10日以上も寄生している寄生虫なんかいるのだろうか。ひょっとして極端に弱い仔にあたったのではないかと疑うのはあまりにも勝手だが、それでもあの小さな生き物が病気になったというのは想像すると結構ショックを感じるのである。
とにかく家族と次の土曜日に「はな」の様子を見に行った。そのときの「はな」がとても元気だったので少し安心はした。しかし、寄生虫に感染している犬を、他の仔犬がいる店内に持ち出すのはどうなのだろうか。さらに今どういう環境で預かっているのか、見せてもらおうとも思ったのだが、犬を預けているという立場もあって、心証が悪くなっても嫌なので黙っていた。このあたりは子供を入院させた親の心境である。後日検便の結果を連絡してくれるというので、早い完治を祈念しつつ、次の週の土曜日を待った。
しかしそれから、しばらく連絡がこない。前日の金曜日になって催促の電話を入れて、折り返し連絡があったのが夜八時。今か今かと待っている身にこの一日は辛かった。結果は検便が採取できずに出ていないとのこと。それまで一回も検便はしていないため、事態がどうなっているのかもさっぱりわからない。
申し訳ないが、私はキレました。
少し過敏だったかもしれない。しかし、その日まで一回も検便をしていないということに腹がたった。これ以上ショップに預けるくらいだったら、既に紹介してもらっていた動物病院にまかせるわいという気持ちもあって、感情的に怒鳴ってしまった・・・。
結局、次の日の朝に検便ができて、結果も大丈夫ということになった。ほんのちょっと時間の余裕をもって2・3日前に検便をしてくれればよかったではないか。もし仮にその時点で駄目でも、それを伝えておいてもらえばこんなに悶々とすることはなかった。その状態で土曜日に「今日調べたら大丈夫でしたが明日どうします?」とでも連絡をもらえたら、私はクレームをつけるどころか逆にとてもよいペットショップにあたったと思ったはずだ。
たったそれだけのことである。
それだけのことができないから、いろいろあることないことを言われてしまうのだ。虐待とか言われるのだ。店長の歯がヤニだらけになるのだ。現場は素人だと言われてしまうのだ。

ペットショップには出会いを取り持ってくれた感謝と、どうなってんだよという気持ちがないまぜになっているのが実際なのだった。07jul05

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2008年8月 4日 (月)

「はな」が来るまで(おや?)

結局、私は愛犬をペットショップで買ったわけだが・・・。
ウェブや掲示板ではペットショップ、特に量販店たる大手業者に対して情け容赦ない多くの批判がなされている。逆に賞賛されている例に出会ったためしはない。
多くの批判は①陳列販売という販売形式、それに②生まれたばかりの仔犬を母犬を引き離すといった倫理にそぐわない彼らの商売の構造的問題、③販売現場の店員のレベルの低さという点に集約されている。

私は天邪鬼な性質なので、皆がこう言えば反対の立場に立ちたくもなるのだが、「はな」との経験においてはその批判に同調せざるを得ない。
ただ、購入者(消費者)に多くの選択肢を与え、購入機会を増やすという小売業としての意義は全うしているわけで、だからこそ私が「はな」に出会えたという側面もある。10jul00

私がペットショップで犬を買ったことで「おや?」と感じた件を箇条書きにすると
・「はな」が引き取り前に寄生虫(1個の菌、2種類の寄生虫)に感染
・「はな」が愛知から東京まで空輸された翌日から陳列されていたという事実
・推奨するエサの種類と量の多さ。ほんまに必要なのかビグラス。
・ワクチンがなぜ3回必要かという理由
・トイレのしつけの説明
・出会った店員さん、店舗の質

自分が気づいたことだけでなく、獣医さんやトレーナーさんから聞いてわかったこともある。真偽が定かでなく疑問で終わっていることもある。
これらの問題をそれぞれあげつらってもキリがないわけだが、確かにいろいろと気苦労があったなぁとは思っているのだ。

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2008年8月 3日 (日)

「はな」が来るまで(芝にした理由)

様々な種類の売り物(←あえてこういう言い方をする)が見られるペットショップのHPは確かに便利だった。サイトでいろいろ見ているうちに、希望の犬種もはっきりしてくる。
私の場合は第一希望がミニチュア・ピンシャー 第二希望が柴犬。加えてミニ・ピンについてはブラック・タン限定、柴犬は黒限定。つまりほしい犬のビジュアルイメージがビシッと決まったということかもしれない。あと本などの情報から性別はメスにしようとも思った。
しかし、インターネットってお手軽だ。
この二つの種類の仔犬が現時点でどこの店にいるか、そしてどんな顔をして私を待っているかを画像や動画まで示して教えてくれる。さらに、ブリーダーの犬舎には希望に合う犬がとても少ないこと(タイミングが悪い)、いたとしてもほとんどの仔犬に買い手がいることもちゃんと教えてくれる。それでもまだ犬舎にいる飼い主募集中のかわいい黒柴を何頭か見つけてくれるのだが、だったら北海道や熊本に行ってこいとインターネットは冷たく突き放した。
都内の某犬舎にも電話をしてみた。「7月中旬に生まれる、色はわからない。最低でも豆柴だから値段は28万くらい。黒だと値段はわからない。」とのこと。別に値段がどうのこうのという話ではないがなんとなく気分はよくない。

ということでペットショップのサイトで見つけた4頭の仔犬に目処をつけて、現地廻り。その結果、夕方の日も暮れかかった頃に業界最大手のショップで「はな」と出会ったわけである。
なぜ第一希望のミニ・ピンではなく、柴犬にしたかというと、実際にミニ・ピンを見たときに非常に小さかった(←当たり前だ)から。脚なんて自分の小指ほどの太さもない。ここで初心者の私はびびってしまった。自分の不注意でこの細い脚を折ってしまったりなどしたらどうしよう。我が家には電車の中で騒がしく会話をしている外人に「Oh,naghty!(悪ガキ)」と笑われた小2の息子がいる。こいつは必要に応じて動くことはないのに、常に必要なく体が動くのだ。絶対にこいつは誤って犬を踏む。仔犬をドアに挟む。
それにひきかえ、柴犬の骨格のしっかりしていること!
結局、柴は世界に誇る日本固有種なわけで、日本で飼う以上和犬が最も飼い易いのですよ、旦那と囁かれてしまえば、それはごもっともだった。「はな」を抱きかかえた瞬間にミニ・ピンか柴犬かの逡巡はあっさりと消えてしまったように思う。
まぁ、気持ちを落ち着けてから判断しようと、それから飯を食いに行って、家族で話をした後に購入の契約をした。
次の土日を迎えの準備に当てて、さらにその次の週末を引き取り日にすることにした。

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2008年8月 2日 (土)

ペットショップ

愛犬「はな」の購入元は業界最大手のペットショップだった。

「ペットショップで犬を飼うのは問題がある」とその手の本やウェブではさかんに言われている。

まず、犬を小さなガラスケースに閉じ込めて身体の自由を奪いつつ、長い間見世物のようにするというのは、犬にとっては想像もできないようなストレスであり、とても惨酷な仕打ちである。動物虐待といっても過言ではない。ゆえに英国を初めとする西欧諸国では犬の陳列販売などは法律で禁止されているくらいなのだから、本当にけしからんことなのだよという批判がある。

もうひとつは幼ければ幼いほど高く・確実に売れるということで、ペットショップは母犬から引き離すにはまだ早い赤ちゃん犬を市場から仕入れている。母犬からの愛情や教育、また兄弟とのコミュニケーションなどを経験しなかったこれらの犬は、基本的な社会性を得る機会を失ってしまい、人間や犬に対する攻撃性を強めてかなり性格のひん曲がった犬になってしまう。結果として、諸処の問題行動を起こすトラブル犬になる。まさに営利だけを求め、犬ばかりか顧客の悲劇をも省みない鬼のような連中でこれもまた大変けしからんという指摘だ。

素人ゆえにそれが正しいのか正しくないのかという言及はできないが、一応は説得力のある話が多いと思った。

そんなこともあって、私はペットショップの功罪なるものの半端な知識を得たわけだが、結局は最も大きなペットショップから愛犬を得ることになってしまった。

ブリーダーからの購入も考えたが、北海道やら愛知県やらと言われてもあまりにも遠くてコンタクトをとるのは難しい。ちょっと無理すれば行けるところが見つかっても、所詮相手はナマモノ、こちらに都合の良いタイミングで仔犬を産んでくれているわけではない。仮に仔犬がいたとしても、たかが2頭を見るために遠出をするのも、もし仔犬が気に入らなかったらと考えると気が進まない。

なんて言えばきりがないのだが、理由は一つだったように思う。「こだわり」がなかったのだ。

どんな犬種がいいかと考えたときに第一希望を言えばミニチュア・ピンシャーだったし、ビーグルもよければ、ボーダー・コリーでも良かったし、コーギーもいいかなと。

この優柔不断さが、犬を見つけ出すための「多少の苦労」を剥ぎ取ったのだと思う。

かくして私は、多くの忠言を頭の隅に追いやって、犬種を横断してたくさんの犬が見られる某ショップのHPを毎日閲覧するようになってしまったのだった。

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2008年8月 1日 (金)

名前は「はな」

初めて犬を買ってしまった。

子供のころから犬を飼いたいと思っていたのに、中年のこの歳になるまでその機会に恵まれることが一切なかったのだ。
というのも、子供の頃は借家住まいで、いろんな意味で余裕のない家庭だったし、結婚して自分の家を持っても、うちの奥(女房)が動物一般を嫌っているので全く話にならない。
つまり生涯通じて犬を飼える環境にはおらず、所詮無理な話だと諦めていたので、犬が欲しいという気持ちすらここ二十年くらいはすっかり忘れてしまっていた。

ところが、その私がなぜか家族と一緒にペットショップで仔犬を購入していました。もちろんそれには理由があるが、ここでは触れない。
2008年6月22日の日曜日、メスの黒芝だった。生まれて50日位の本当に小さな子でした。

22jun01

帰りの車の中で仔犬の名前について話し合う。買ったのは女の仔で、芝犬は和犬だから、かわいらしくも日本人の矜持に満ちた「さくら」という名前を私は提案してみた。10歳の娘は「キャンディ」「クッキー」だの軽薄かつ、ある1点のみに共通した名前を挙げる。息子は「ブックオフちゃん」とか「びっくりドンキーちゃん」とか言っているので無視した。いろいろと候補があがったが、そのうち運転席に座っている奥がボソッと「はな」と言った。

先のとおり、うちの奥は動物嫌い、犬嫌いである。ペットショップでも指先ひとつ仔犬には触れていない。にもかかわらず間隙を縫って、私の大切な仔犬のネーミングライツを奪取しようとする。その意味がわからない。

しかし、奥が言った「はな」という名前が、なぜか私は気に入ってしまう。
和名でチャラチャラした感じがしないし、シンプルで、呼びかけるときも明るい感じがする。単純な発音だから呼ばれる犬のほうでも分かりやすいかもしれない。かわいらしさの表現の程度が「さくら」という名前より、少し押さえられているところも良い。

そういうことで我が家の新しい家族の名前は「はな」に決まった。

犬を飼うのが初めてということもあり、万全の引受体制を整えるべく犬の引き取りは二週間後の7月5日にすることにした。

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