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2009年2月28日 (土)

けんぞう閣下の犬説教

けんぞう閣下ももうすぐ40の頃合い。今の40は若いとはいっても、もはや中年の領域である。こうしてみると早いもんだなぁ。生活の至るところで「歳くったなぁ」と思う日々なのだが、最近労働環境が変わって頻繁に感じることがある。

それは若い世代の考えていることがわからんということである。

とくに20代後半くらいの人間。この辺りの人たちの考え方というか行動がよくわからない。無論、全員が全員ではなく一部の人間なんだけどね。優秀な人はもちろん優秀。で、何がわからないかというとすっごい反抗的なのね。なもんで、サラリーマン的に最悪なことでも平気でやっちゃう。

教えても素直に聞かない。

助けてやっても感謝しない。

そうすっと、社長がけんぞう閣下を飲みに誘うわけですね。

社長      「礼儀がなっとらんのだなぁ、最近の若いのは。」

けんぞう閣下 「(クラッカーにチーズをのせながら)ですねぇ」

社長      「まぁ、けんぞう閣下さんが教育して変わってくれればいいんだけども」

けんぞう閣下 「でもですね。治るもんと治らんものがありますからねぇ。性格はなかなか・・・(ここでガーリックトーストを齧る)」

社長      「あれな、性格の問題なんかなぁ。社会人としてのマナーの問題じゃないんかと思うんだけどなぁ。」

けんぞう閣下 「うーん。(ウィスキーを一口飲んでから)・・・性格じゃないですかねぇ。」

社長      「だとすると、ダメかね。」

けんぞう閣下 「・・・ダメだと思うんですけどねぇ。(ポテトにケチャップをなすりつける)」

社長      「ダメかぁ。」

けんぞう閣下 「・・・(口の中でポテトをモグモグ)。」

社長      「・・・そこを何とかならんかねぇ。」

けんぞう閣下 「(手にしたメニューを置き)あの一件、彼は社長に謝ったんですか?」

社長      「謝っとらんのだねぇ。」

けんぞう閣下 「それはマナー以前の問題ですねぇ。(エスカルゴをトーストにのせる)」

社長      「だよなぁ。」

けんぞう閣下 「彼は(熱いエスカルゴにむせながら)・・・客の前に出せませんよ。」

社長      「それじゃぁ、困るんだがなぁ。」

けんぞう閣下 「(ウィスキーで熱いのをさまして)なんで、採用したんですかね。」

社長      「いや、私が来る前だからねぇ。あれだねぇ、なかなか人が採れなかったっていうのがあったんだろうねぇ。」

けんぞう閣下 「採用は妥協しちゃダメなんですよね(ナプキンで口の周りを拭う)。」

社長      「そうなんだよなぁ。」

けんぞう閣下 「・・・(もう一回、エスカルゴに手を伸ばす)。」

社長      「・・・。」

けんぞう閣下 「(スプーンですくったエスカルゴをトーストの上に)・・・。」

社長      「やっぱ、どうにもならんかね。」

けんぞう閣下 「(またエスカルゴが熱くてむせる)・・・難しいですよ。」

社長      「そうですなぁ・・・。」

けんぞう閣下 「・・・。(またスプーンをもってエスカルゴをすくう)」

社長      「・・・。」

けんぞう閣下 「・・・。(トーストの縁に垂れさがるエスカルゴをスプーンで整える)」

社長      「・・・。」

けんぞう閣下 「・・・。(さすがにアツアツではないので、安心してモグモグ)」

社長      「けんぞう閣下さん。」

けんぞう閣下 「はい。(真剣な顔をする)」

社長      「・・・エスカルゴ、おいしい?」

けんぞう閣下 「おいしいです。おかわりしましょう。」

社長      「はぁ。」

けんぞう閣下 「(店員に)すいません。」

社長      「やっぱ、ダメかぁ。」

けんぞう閣下 「(店員に)これ、おかわりちょうだい!」

社長      「もっとどんどん頼みなさいよ。」

けんぞう閣下 「(社長に)では遠慮なく。(店員に)生ハム!」

社長      「(タメ息)」

とまぁ、夜の日本橋に社長のタメ息が広がるわけですね。

こういう若いヤツがいる。あるときオフィスでけんぞう閣下が彼を呼んだ。

けんぞう閣下 「○○君。」

○○      「・・・。(パソコンカタカタ)」

けんぞう閣下 「○○君、ちょっと。」

○○      「・・・。(メガネをイジイジ)」

けんぞう閣下 「○○君。」

見かねて横の人間が声をかける。

優秀なA君  「○○っ!けんぞう閣下さんが呼んでる!」

○○      「えっ、あ、・・・はい。」

優秀なA君  「お前、何考えてんだ!」

○○      「いや、ちょっと、そうではなくて・・・」

優秀なA君  「グダグダ言ってないで早く行けっ!」

○○      「(私のところに来て)・・・はい。」

けんぞう閣下 「○○君、あのね。うちの犬だって、名前呼べば僕のところに来るよ。」

○○      「・・・はぁ。」

けんぞう閣下 「うちの犬でさえ、呼べば僕を見るよ。」

○○      「・・・。」

けんぞう閣下 「何やってたの。」

○○      「・・・あの、交通費の精算を。」

けんぞう閣下 「それは僕の用事よりも大切な用事なの?」

○○      「いや。」

けんぞう閣下 「あのさ。うちの犬だって、おもちゃで遊んでても僕が呼べば来るんだよ。」

○○      「うん。」

ぶちっ(キレた)

けんぞう閣下 「社会人に”うん”という返事はないっ!」

○○      「あ、いや。そうです。はい。」

けんぞう閣下 「もういい、頼まん。戻れ。」

○○      「・・・。(モジモジ)」

そこで怒鳴ったね、私は。

「ハウスッ!」

オフィス中で沸き上がる笑い声。

働く場所の雰囲気造りも大変である。

こんなことでも役に立っている「はな」さんなのだ。

(わが社の社員<28歳>よりも高い能力を持つ「はな」さん)
Img_0409
(写真は「呼んだら顔を見る」という業務)

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コメント

シャチョーさんがぼやいていた社員と○○くんは同一人物?
確かにマナーを教えることは出来ても性格までは直せませんよね。意識を変えてもらうのは大変なことですが、「ぉ金をいただいている」ということをもう1度考えて欲しいですよね。
でも「ハウス!」はナイスユーモア(*^ー゚)bグッジョブ!!

>>AMAOさん

ご質問に対して、実は同一人物ではありません。
なんなんですかね。
なるべく理解をすべきだと言い聞かせながらもそれができない。私が若造の頃もそうだったのかなぁ。
犬のしつけもロクにできない私に、彼らの面倒を見ること自体が無理なのかもしれません。

けんぞう閣下

投稿: AMAO | 2009年3月 1日 (日) 07時41分

ハウス!!にウケました~happy02
最近の若いもんは・・・と言いたくないですが
ほんとにマナーがなってない輩が多いですな!

はなちゃん、真似しちゃ駄目よ~

エスカルゴって食べた事ないのですが
かなり美味しいのですね(笑)
とっても参考になりましたわん!

>>あん金ママさん

エスカルゴはですね。ご存知の通り、カタツムリですね。だから基本臭いです。それをニンニクやらバターやらトマトやらでどれだけ匂い消せてるかがポイントですね。
そこは「ニッカウィスキー」が経営している店なので、こういうのがうまいのです。

けんぞう閣下

投稿: あん金ママ | 2009年3月 3日 (火) 00時49分

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