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2008年11月26日 (水)

【荒れモード減速中】冬の朝散歩

「はな」を飼うようになって、一番変わったのが散歩の習慣。

散歩というのはあまり生産的な行為ではない。普通、人間が歩く場合、歩いた先には目的地というものがある。その辺ほっついている茨城のおばちゃんには「カスミ」スーパーという終着点があり、世田谷のおばさんはスーパー「サミット」に行かなければならない。ズボンから半分パンツはみ出している高校生にだって、「学校」とか「ゲームセンター」とか「サークルKサンクス」等の行き先がある。そこには主に消費とか学習とかコミュニケーションの実践とか、なんらかの意味を持つ目的がある。その点で一般的な「お出かけ」は生産的なのである。

翻って、散歩である。

犬の散歩に終着点はない。その辺ほっつき歩いて戻ってくるだけ。その間、生産するのは犬のウ○コ。この行為になんの意味があるのだろうか。それもまぁ、休日のなんもやることねーなという時間にチョロチョロとやる位だったら文句もないのだが、毎朝5時に絶対に始めるかんね。あんたが熱出してようが、前の日夜更かししてようが関係ないかんね。というわけである。

散歩の途中はヒマである。そりゃー、なんもすることないわね。足は否応なしに歩かなければならない。常に移動。手はリードに引っ張られている。余ったもう片方の手をヒラヒラ動かしたところで何もできまい。そうなると目と頭くらいしか使えるところがない。

だから見飽きたご近所の風景を眺めることになるわけですな。道にごみが落ちてるとか、あっこの庭の柿がなってるとか。

そうすると普段あまり意識していなかった季節の移り変わりなどにも気がつく。特に朝早くだと気温の変化も敏感にわかる。この頃は朝家を出ると必ず空を見上げるのが癖になった。5時だとまだ真っ暗である。空にはクッキリとオリオン座やシリウスが真っ白に光っている。夜に見るよりもはっきりと少し鋭い光を放っている。こうなると季節も急に真冬に向かっているのがよくわかる。冬はどこか空気が冴えていくのだ。朝なので街灯とか家や店の明かりもないので余計に星の光が際立つ。

「おー、はな、はな。星がきれいだよぉ。」

と言ってみるが、そこは犬畜生。主人の詩的感嘆をあっさり無視して、地面の匂いを嗅いだまま。別に犬の同意が必要な事態でもないので、ゆっくりと上を向いたまま歩く。朝早いから車や通行人など気にする必要もない。道路の真ん中で真上を見ながら、黒い犬に引っ張られるようにしてゆっくり歩く。白鳥座を探したり、北極星を見つけようとする。改めて「方角」というものに意識が行くのだ。

「はな」が行きたいというので、真っ暗な川沿いの遊歩道を歩く。真っ暗な中を真っ黒の犬が歩くので非常に見づらい。結構な距離なので、そのうちに夜が明け始めた。

おおっ。川の向こう岸の家並みの後ろの空の色が変わり始める。赤・紫、その他いろいろな色が混ざり合ったグラデーションを背景に、家や立ち木が真っ黒に浮かび上がった。まるで影絵の世界だ。藤城清治の世界だ。けんぞう閣下には写真の技術がないのでうまく撮れないが、それはそれはキレイだった。
Img_0215
当たり前のオチだが、太陽が出る前の散歩というのもこれはこれで良いものですよ、みなさん。

「落ち葉、すきー。」
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