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2008年9月 5日 (金)

飼い主と犬の関係(その2)

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犬はとても上下関係を大切にする。この上下関係を構築することが大切だというのは犬を飼う人間にとっては常識である。
それが失敗すると、アルファシンドローム(権威症候群)だの、よく吼えるだの、人間の言うことを聞かなくなる、咬むぞ、事故だ、救急車だ、消防だ、警察だ、菓子折りもってお見舞いだということになっている。
よくわかった。だからおじさんはとてもそのあたり気をつけている。頑張っている。
息子のときより気をつけているし、よく知識もつけている。

おかげさまで。

愛犬は結構言うことを聞くようになった。
「すわれ」と言えば座る。服従訓練なんかもちゃーんとできるようになった。「はな」と名前を呼べばこちらに来るようにもなった。
おじさんはうれしい。コミュニケーションの成立が誇らしい。うちの子だって「やるときゃ、やんだよ」と声を大にして言いたい。
しかしだ。

「すわれ」と言われて座った後の愛犬の目が何かを要求している。服従訓練が終わるや否や、速攻で身ぶるいをする、肢で体を掻く、あまつさえどこかに去っていこうとする。名前を呼ばれたときの足取りがノタノタと重い。

これはなにか。
そう。全てにおいて「イヤイヤ」仕方なくやってあげている風なのだ。

この状況をなんと見るか。
一応「上下関係を理解している」状態であると言っても良いと思う。言うことを聞くのだから。愛犬はおそらく「自分はこのおっさんの言うことを聞かねばならぬ」と考えている。
まさに上下関係である。
けど、なんか理想的でない。
良い上下関係というのは例を挙げると、先輩と後輩、兄と妹とか、お世話になったあの方と私、みたいな無償を前提とした人間の関係ではなかろうか。
課長と新入社員、お得意様と営業マン、生活指導の先生と生徒。上が指示して下が嫌々従っているという構図。なんか計算が入っている関係。こういう上下関係というのは、できることなら関わりたくないなという感じである。
この良い上下関係を結び付けているものは愛であり、信頼であり、友情である。
一方の悪い上下関係は強制と計算と我慢で成り立っている。

「はな」は私を好いているのだろうか。
強制と計算と我慢でなんとかなってるのではなかろうか。

そんな不安を感じている私の顔を「はな」が舐める。
カーニングシグナルって知ってます?犬の仲間内で決まっているボディランゲージ。
その中で相手の顔を舐めるというのは、相手に対して最大限の好意を示しているとのことだ。
「はな」が凄く私の顔を舐める。ドッグフードくさいけど凄く舐める。
ああ、この仔は私に最大限の好意を持ってくれているのだ。とても幸せ。

そして、あるHPを見た。
相手の顔を舐めるカーニングシグナルの意味、そこに書いてあったのは。
「おべっか」

おべっか・・・、計算、打算。ふーん。

私の頭の中に「キャバクラ犬」というフレーズが浮かんだ・・・。蒸し暑い夏の夜のことである。


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