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2008年8月29日 (金)

横倒し服従訓練、その後(その2)

「次のレッスンですけど、今度はちょっと高めの台に犬を立たせた状態にして、体のどこを触っても嫌がらない。そういう訓練をします。」
ただ横にして押さえつけるのから、いきなりの難易度アップじゃないすか、それ。
簡単に方法をかくと
①少し高めの台を用意する(1mくらい。高いので暴れたり、動いたりすると落下の可能性がある。逆にそれを利用して暴れにくいようにする)
②四本の肢を地面に90度にするように立たせる。肩、腰からまっすぐ肢が下りている状態。
③右手で首輪に小指などを引っ掛けるようにして犬の顔を持つ。(人間から見て犬の顔が右)
④犬と目を合わせながら「ステイ」という呼びかける。
⑤その状態で歯を触る。そして背中を撫でるようにしてしっぽの先まで触れていく。
⑥左前肢、右前肢、左後ろ肢、右後ろ肢の準で、肢の外側を撫でる。
⑦顔を支えている手でマズルを軽くつかみ、もう片方の手で後頭部を押さえる。
⑧マズルを上・下・左・右の方向に動かすのを2回。

Kunnren
とまぁ、こんな感じだが、さっきまでぎゃんぎゃん騒いでいた「はな」にこんなことできるわけがない。それに、この一連の動きって、咬まれるリスク極大である。ちょっと緊張感が漂う。
まずトレーナーさんがお手本の1回目。だが新しい試みにやはり「はな」が暴れ始めた。服従訓練のときにはあんなにおとなしかったのが嘘のようである。
「②四本の肢を地面に90度にするように立たせる。」などとご丁寧にやっている余裕も無く、「はな」は首をガンガン振っていた。
そのときに出た。
マズル掴みっ!
トレーナーさんが両のてのひらでマズルを押さえて、顔を引き上げるようにした。ただ、声は出さない。「はな」の抵抗はしつこく、ガウガウと普段出さない声をだしていたが、そのうち力が抜けたようにおとなしくなった。その迫力に固まる奥と子供たち。
もう一回仕切りなおして「はな」を立たせる。前半身はあごをもった手でコントロールし、後ろ半分はお尻を垂直に上げるような形で調整。非常におとなしい。きちんとまっすぐに立つことに慣れていないのでどうしても足を動かしてしまうのだが、トレーナーさんがそのたびに「ステイ」コマンドを出す。
肢の位置を何度も調整する。まだおとなしい。
どれくらいの時間かは計っていないのでわからないが、結構な時間をかけてようやくまっすぐ立てた。
緊張のせいかぺろぺろとしきりに鼻を舐めている。
そして、トレーナーさんが口に指を入れ「はな」の歯に触れる。頭を撫でるようにして背中を撫でつけそのまましっぽの先まで。「はな」の耳が後ろに向かってぴんと立っている。左前肢、右前肢、左後ろ、右後ろを撫でて、マズルコントロールも素直に従った。
で。
驚いたのが当のトレーナーさんである。始めたときの抵抗は置いといて、その後に一発でこなせたことが奇跡的らしい。
「これ、見てください。素直に聞いてますね。これ一発でできるってすごいことですよ。」
ほうほう。
「前から見ていたこの仔からしてみれば、すっごい進歩です。」
あ、ホンネ出た。
とはいいながら問題犬宣告の恐怖に怯えていた立場として、これは嬉しい。さっそくトレーナーさんの次に私が同じ訓練をしてみる。
おーっ。優・等・生!
ピシッとたったままの「はな」。
「そのままの状況でいろいろなところを触ってみてください。」
というので口の中に指を入れたり。口をあけてみたりとやってみる。素直に従っている!すごい!
私が「はな」の顔を持っている状態で、娘や息子が口を触ってもされるがままにしている。どうしっちゃったのー、きゃーっ、すごいわぁ、天才よぉ、天才なのよぉう!!!
ただ、しきりに鼻を舐めたり、あくびをしたりとカーミング・シグナルは連発。横目で人の顔をちらちら見たりもして、そのそれぞれの仕草をトレーナーさんが解説してくれる。
やっぱり訓練にあたってのストレスは結構高いようだ。
「とりあえず1日4回、横にする服従訓練は1日2回」これが次の宿題になった。
「今は言うことをよく聞いていますけど、この環境だから言うことを聞いているということもあります。まずご自宅に帰って、すぐにもう一回やってみてください。あと」
はい?
「いくら訓練してできるようになっても、普段の接し方によって戻ってしまいますからね。気をつけてくださいね。」
と、最後に釘を刺された。
この普段の接し方というのが、なかなか思うようにできないんだよなぁ。

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